Category: "Ubuntu"

2010/01/01

  15:55:56 by , Categories: Linux, Ubuntu

Dell mini 10v(ubuntuプレインストール版)は、Dell mini 10vに、Dellカスタマイズ版のUbuntu 8.04 LTS (LPIA) UNR(Ubuntu netbook remix)がのった製品である。
詳細は、技術評論社のhttp://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0084
記事をみてもらうとして、実際のところ、ただのカスタマイズ版ではなかったことが、後ほど判明している。

さて、2009年11月27日、このDell miniに搭載されているUbuntuのLPIAアーキテクチャ版のサポートは打ち切られることが発表された。その結果、現行のLPIAアーキテクチャ版のUbuntuが搭載されたPCやネットブックは、i386版の再インストール無しにアップグレードはできないことが判明した。

したがって、現在も今後も入手できるLPIA版のUbuntuは、9.10(Karmic Koala)であることになる。ところで、LPIA とは、Low Power Intel Architectureの略で、ATOMプロセッサを軸としたアーキテクチャで、省電力にチューニングしたコンパイルやカーネル提供がなされることになっていた。

CanonicalのUbuntu公式のサポート対象外になったのを記念して(?)、Dell mini 10v(Ubuntuプレインストール版)を、Ubuntu 9.10 (LPIA)にアップグレードしてみた。もちろん、このアップグレードによって、Dellによるサポートは受けられなくなるので、ご注意を。

Ubuntu公式サポート対象外であるので、aptのリポジトリ指定も、従来とは異なって、 ports.archive.ubuntu.comを指定しなければならない。
たとえば、既定の状態では、/etc/apt/sources.listには、次のように指定されているはずである。

deb http://dell-mini.archive.canonical.com/ubuntu/ hardy main universe multiverse restricted
deb-src http://dell-mini.archive.canonical.com/ubuntu/ hardy main universe multiverse restricted

これに対して、サポートされないことを覚悟の上、通常のUbuntuにアップグレードするには、

deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports intrepid main universe multiverse restricted

このように指定する。
いったん、upgrade-managerも、Dellカスタマイズ版ではなく、通常版を使わせるために削除し、新リポジトリから再インストールしておこう。

また、もとのシステムは、LTS(長期間サポート)として設定されているので、通常アップデートが表示されない。これは、UbuntuのFAQにもあるように、/etc/update-manager/release-upgradesに、

[DEFAULT]
# default prompting behavior, valid options:
#  never  - never prompt for a new distribution version
#  normal - prompt if a new version of the distribution is available
#  lts    - prompt only if a LTS version of the distribution is available
Prompt=lts

とあるのを、

[DEFAULT]
# default prompting behavior, valid options:
#  never  - never prompt for a new distribution version
#  normal - prompt if a new version of the distribution is available
#  lts    - prompt only if a LTS version of the distribution is available#Prompt=lts
[DEFAULT]
# default prompting behavior, valid options:
#  never  - never prompt for a new distribution version
#  normal - prompt if a new version of the distribution is available
#  lts    - prompt only if a LTS version of the distribution is available
Prompt=normal

と書き換えることによって、アップグレードを行うことができる。

さて、このようにして、Dellカスタマイズ版Ubuntu 8.04LTSをベースとしてアップグレードをかけていくと、途中でXが正常に起動しなくなることがあるかもしれない。これは、Xの設定を作り直すことで解消することができる。正常に起動しなくなったとき、トラブルシューティングの画面になるので、設定の作り直しを選択すればよい。(このときのメニューは英語だ)

ところで、Dell mini 10v は、mini 9/10/12が使用しているIntel GMA500 (Poulsbo) チップと違い、Intelの Mobile 945GME Express 統合グラフィックコントローラを採用している。したがって、間違えて mini 9などの情報を流用することのないようにしたいところ。

Ubuntuは(ほかのディストリビューションも同様であるが)、バージョンとばしのアップグレードはサポートされない。したがって、LPIA版の最新かつ最終版である9.10にするには、途中 8.10, 9.04バージョンを順にあげていく必要がある。

さて、8.10以降、サスペンドできなくなることに気づくであろう。これは、Dellカスタマイズ版に含まれているプロプラソフトウエアが、バージョンアップに追従しないため、内部構造の変更に追従できないことから起こる。

Dellカスタマイズ版には、少なくとも次のプロプラエタリ・ソフトウエアが含まれる。

  • Fruendo メディアプレイヤーのエンコード・デコードライブラリ
  • Adobe Acrobat Reader 8
  • PowerDVD DVDプレイヤー
  • Dell Video Chat チャットソフトウエア
  • DELL V505 ドライバー
  • Dell launcher

これらのうち、Fruendo ライブラリは、アップグレードの過程で、フリー版のビデオエンコード・ライブラリを導入しようとすると、削除されるかもしれない。したがって、アップグレード前に、これらのソフトウエアはパッケージとして保存しておくとよい。

# apt-get install dpkg-repack
# dpkg-repack gstreamer0.10-fluendo-plugins

などとすることで、アップグレードの心配は少し軽減されるだろう。
もし、すでにアップグレードの過程で知らずに消してしまった場合、、、 Dellからのパッケージについていた、Ubuntu DVDで再インストールすることで、入手できる。というか、再インストールが必要である。

さて、サスペンドの問題であるが、これは、上記のうちPowerDVDが原因である。
Gnome power managerからのサスペンドであるが、これはgnome-power-managerがHALを経由して、システムユーティリティを呼び出すことで実行される。呼び出されるユーティリティはHALが判断するが、今回は、/usr/sbin/pm-suspnedが呼び出される。

カーネルを直接呼び出してサスペンドさせた場合には、成功するが、pm-suspendは失敗する。したがって、pm-suspendの問題である。

そこで、pm-suspendでサスペンドをさせようとした後、ログファイルを見ると、


/var/log/pm-suspend.log

/etc/pm/sleep.d/07-stop-play.sh suspend suspend: kill: 4: Usage: kill [-s sigspec | -signum | -sigspec] [pid | job]... or
kill -l [exitstatus]
Returned exit code 2.
Fri Dec 25 09:05:03 JST 2009: Inhibit found, will not perform suspend
Fri Dec 25 09:05:03 JST 2009: Running hooks for resume
/etc/pm/sleep.d/01f3507g resume suspend: Fatal open FIFO for writing: /dev/ttyACM0: No such file or directory
mbm_gpsd: no process found
Returned exit code 1.

というように、ログにエラーが残っている。これによると、/etc/pm/sleep.d/07-stop-play.sh が失敗しているとされている。dpkg -S 07-stop-play.shとして、どのパッケージに含まれるファイルが失敗したか、検索すると、pdvdlinuxだという。そこで、この問題のファイルを削除することで、サスペンドできるようになる。
本質的には、当該ファイルを修正して、意図する動作をするようにしなければならない。

ちなみに、pdvdlinuxパッケージは、つぎのようなパッケージである。

パッケージ: pdvdlinux
バージョン: 5.0.1218
優先度: 任意
セクション: non-free/graphics
メンテナ: Bazooka Shih <bazooka_shih@cyberlink.com>
説明: Dell Media Experience
 With Dell Media Experience, you can play back your DVD movies, with the features and controls of a normal living room DVD
 player.

2009/11/29

Link: https://launchpad.net/igotu2gpx

OpenStreetMap Japanでは、MAPコンシュルジュのご協力で、OSM Japan寄付付きi-gotU GPXトラッカーの販売を行っていただいたことがある。当初は、Windowsのみの対応だったが、OpenStreetMap JapanのMLでご紹介したように、igotu2gpxというLinuxのクライアントが開発されていた。

最近、みたところ、大変な進化を遂げている。

  • GUIが追加された
  • 設定ができるようになった
  • Windows/Macにも対応するようになった。

わかりやすいところで、GUIを見ていただきたい


起動時画面



地図をズームアップ、メニュー表示

これらのメッセージが日本語なのは、さっき翻訳したから。いずれ、取り込んでもらいます。地図は、もちろんOSMの成果を使っています。

2009/08/26

  08:58:37 by , Categories: Linux, Ubuntu

Link: http://blog.goo.ne.jp/ikunya/e/8fe4974cabde0556ff0152391a0bf943

aircraft-managerですが、単にbluetoothとwifiのオフにとどまらず、充電をオフにするという機能がくせものですね。壊れたかと思って焦ったですよ。

・Dell版UbuntuはCanonical社内(?)でProject Belmontと呼ばれている。ちなみにHPのはProject Dennis
・機内モードはaircraft-managerというパッケージに収められており、Network Managerを有効/無効にしてるだけ
・バグ情報は非公開

バグ情報は、これではないかとおもうんですが、どうでしょうか。
https://bugs.launchpad.net/dell-mini/

aircraft-managerの改良を行ってみたのですが、バージョン番号にbelmont11なんて、管理しづらいのがついてるなーとおもったのです。なるほど、プロジェクト名でしたか。バージョン番号を直したパッケージをあげておきたいと思います。

aircraft-managerは、絶対に必須というものではないですが、電波の発信をOFFにするという趣旨からは、BIOSを叩いてオフにするユーティリティである必要があるのかもしれません。

ほかのPCでは、ACPI経由でオフできることが多い気がしますので、IOポートを叩いて、SMM/SMIからオフにするこのユーティリティはちょっと(古くさくて)いやな感じです。

余裕があれば(ないとおもうけど)ACPIのDSDTを分析して、ACPI経由で制御できるようにしたいところです。

aircraft-manager_belmont12.2_lpia.deb

aircraft-manager_belmont12.2.orig.tar.gz

aircraft-manager_belmont12.2.diff.gz

aircraft-manager_belmont12.2.dsc

2009/08/25

  09:14:00 by , Categories: Linux, Ubuntu

Link: https://bugs.launchpad.net/dell-mini/+bug/302924/comments/12

DELL mini10vのホットキーの機内モード関係について、改善を加えた。
https://bugs.launchpad.net/dell-mini/+bug/302924/comments/12のパッチを適用すると、機内モード制御のユーティリティに、充電制御のメニューが現れ、意図しない不充電を防止できる。

また、https://bugs.launchpad.net/dell-mini/+bug/302924/comments/13このパッチでは、日本語へのローカライズを行っているので、日本語で快適に使ってもらえる。

ところで、Fn+F3(BIOSでFnキーの設定をFunctionしたばあい;デフォルトでF3のみ)の挙動がおかしい。機内モードのユーティリティと、バッテリ表示と両方が実行される。

これは、gconf-editorで、開いたときの
/desktop/gnome/keybindings/battery

/desktop/gnome/keybindings/radio
に秘密がある。
前者にはactionとして、gksudo /usr/bin/aircraft-manager が指定されている。
後者には、gksudo /usr/bin/arcraft-manager-util RADIO toggleが指定されている。

しかし、batteryキーは、gnome-power-managerにも配送されるってわけだ。

2009/08/21

  13:26:50 by , Categories: Linux, Ubuntu , Tags: ___________, battery, dell, mini10v, ubuntu

Link: https://bugs.launchpad.net/dell-mini/+bug/302924

今週頭から、北京に出張した。先月、PCを買い直して初めての海外出張であった。このPCは、DELL mini10vのUbuntuプレインストール版である。
飛行機に乗る前、念のため、Fn-F2をおして、機内モードにして乗った。

現地に到着して、バッテリーでPCを使い始めたが、どんどんバッテリーが消費されていき、とうとう残り5%になってしまった。作業をあきらめ、ホテルに到着して、ACアダプターを接続したが、なんとチャージしてくれない。
GNOME電源アプレットの表示によると、8.3Wでチャージしていることになっているが、全く充電してくれない。

今回は、完全にあきらめて、必ずシャットダウンして移動することにして、作業はACアダプタを繋いで行うことにした。ネットの日本語の情報を見ると、BIOSをアップして12時間充電しろと有る。やってみても、改善する気配がない。それ以前に、毎日使用しているのに、そんな事象になるはずがない。

日本に帰国し、DELLサポートにメール&電話した。さまざまなことが想定されるようだ。しかし、改善しない。これはセンドバック修理か?とあきらめた。でも、ダメ元で再度情報検索してみた。

会社のデスクのFirefoxの言語設定は英語にしてあるので、英語情報が先にでてくる。
DELL mini 9 manufacture errorによると、最後に素晴らしいトラックバックがある。

そう機内モードが問題だったのだ。Ubuntuのバグトラックによると、この動作は正しいらしいが、モードに矛盾があるとおかしくなる。

具体的にはこうだ。

  1. 機内モードにする。(Fn+F3)
  2. BluetoothやWifiを個別にONにする(Fn+F2)
  3. 充電しなくなる。
  4. 機内モードにする。(Fn+F3)
  5. 機内モードをオフにする(Fn+F3)
  6. 充電をはじめる

分かってみればなんと!ということだが、これははまりどころである。
この機内モードについては、特殊なプログラムのインストールは不要である。
System > Preferences > Airplane
とたどっていくと、機内モードの画面を見ることが出来る。あるいは、Fn+F3でアクセスできる。

::