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実は、先週、2年ほど使用したpalm m515が故障した。その前に一時的に使っていたvisor prism(ゲームボーイくらいのおおきさでちょっと使いにくい)を引っ張り出して、バックアップとして使っているが、やはりでかい。
自分にとって、このpalmはまさに紙のかわりで、30分刻みのスケジュールを自分の代わりに覚えておいて知らせてくれる、大切なものだ。visorが使えるようにする数日だけでも、自分のスケジュールがわからないとか、のる電車の時刻がわからないとか、インターネットサイトのパスワードがわからないとか、とにかく不便で、どれだけ依存していたかを思い知った。
この故障の原因だが、動きから見て、memory(フラッシュメモリ)の書き込み限度を越えたような様子である。すでに、palmone社は、日本から撤退してしまっているため、サポートも東海岸にいる日本語の使える人がやってくれているが、タイムラグがあって具合がわるい。修理もしてくれず、中古の優良代用品を1ー2週間で送付するということだ。すでに保証期間も過ぎているので、有償でもある。(市場の中古価格よりは安価ではある)
また、載せているアプリケーションも基本的にはfree softwareを優先してつかっていて、そのローカライズも自分でやっていたりするので、愛着があって、他のデバイスに移るのもしんどい。
電子手帳の類の価格も高価だ。
他の人達は、携帯電話でスケジュールやアドレスを管理している様子である。
でも、僕は、GNU Keyringというソフトウエアで、100個以上のあらゆるパスワードや個人情報をTriple DESで暗号化して持ち歩いている。これがないと、とにかく不便である。
ブラウザにパスワードを覚えさせるのもいやだということで、これを使っている。
で、結局また、palm OSを搭載したデバイスを購入することにした。中古で。
Palm OSは、ハンドヘルドの性能が低い時代にあわせて設計してあるため、いまのデバイスからすると、非常に設計が汚いことは理解している。が、しかし、こいつは僕には道具であるのだ。とにかくいつでも使えることが大事。新しい環境になれる手間も省きたい。
という思いは、でもうまくみたされることはない。
コンセプトが好みではなかったが、手頃な大きさであることから、Sony CLIE PEG-TJ37を中古で購入した。m515の中古と同じ値段だったことが、背中を押した。
しかし、Graffiti2になって、文字入力にストレスがたまったり、すでに持っているSDカードが使えないために出費が増えたり、使いそうにないエンターテイメント機能がウザいとか、Palm OS5になって、常用していたソフトがうまく動かないとか、環境を作るのに時間を要してしまった。
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「うまくみたされることはない」理由は、設計が汚くて論外な構造だからです。因果関係が有る以上、理想論は現実と一致する。
ということは、VR3をいじるのがいいのかぁ?
どうせPalm自身、暴走させないためのメンテナンスにやたら手間をかけて、本末が転倒してたじゃない。
PalmOS の裏側の設計の汚さと表側のアプリケーションの対応は別問題です。プログラム書くなら話は別ですけどね。リナザウは個人的には PDA としては Palm に全く及んでないと思う。小さなLinuxノートパソコンとしてなら非常に優秀だけど。
Tungsten|Eはm515に似たシンプルさ、かつ低価格(200ドル以下のはず)でオススメです。ちなみに、旧Graffitiマシンを持っていれば、Graffiti 2マシンを旧Graffitiに改造できます(ただしOS5端末同士)。
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